時計台のある広場です。時計台は『平和の塔』と名付けられています。また、広場内にあるメタセコイアの木は『平和の木』と呼ばれ、広場の整備に伴い植樹されました。
メタセコイアについて
メタセコイアの命名者は、香川県三木町出身の植物学者、三木茂です。1941年、三木は和歌山県内で植物の化石を研究していたところ、岩石の中から新種の植物であることを発見しまたした。その化石植物をメタセコイアと命名したのですが、化石にみるその植物は1946年中国湖北省にて発見され、中国人研究者の胡博士によって三木論文にあるメタセコイアが現代に生息していたと発表されたものです。
その後アメリカの学者により育成に成功した種や苗が日本にも送られることとなり、現代の駅南口広場でも見ることができます。メタセコイアが平和の木と呼ばれるようになったのは、戦後間もない時期に、このような日米中のつながりによって現代に育成されたためです。
(三木茂は1901年生まれで2021年に生誕120周年を迎えました。(1974年73歳没))