令和4年8月8日に開催された第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンを使用した追加接種について議論が行われました。
本分科会では、オミクロン株対応ワクチン接種を予防接種法に基づく予防接種に位置づける方向で検討していくこととされましたが、接種の実施やその対象者、接種間隔等の接種方法については、今後得られるデータや諸外国の動向等を踏まえ、引き続き審議されることになりました。
以下は、令和4年8月8日時点の内容をお知らせするものですが、今後の検討状況等により変更になる可能性がありますのでご注意ください。また、情報が入り次第更新していきます。
一方、ワクチンの効果は、時間の経過とともに低下していきます。既存のワクチンも、追加接種により、オミクロン株に対する感染予防効果、発症予防効果、入院予防効果が回復するとされています。現在の感染状況からも接種時期が到来している人は、早めの接種をご検討ください。
接種対象者
現時点では初回接種（1・2回目接種）を完了した全てのかたを対象とすることが想定されています。
接種の開始時期と接種間隔
今年の10月半ば以降に実施予定です。また、接種間隔や接種開始時期の詳細は現時点で未定です。
（注意） 厚生労働省による薬事承認がなされれば、9月中に輸入される見込みであり、都道府県、市町村への配送期間等を踏まえ、今年の10月半ば以降の実施が考えられています。
（注意） 新型コロナウイルス感染症に係る臨時接種実施期間は令和3年2月17日から令和4年9月30日までとなっていますが、実施期間を延長する方向で国において調整しています。
使用するワクチンの種類
オミクロン株（BA.1）と従来株に対応した2価ワクチンを使用する見込みです。
接種券の発送時期
未定です。
（注意） すでにお持ちの接種券は、オミクロン株対応ワクチンの接種が始まった際も使用できますので、捨てずにお持ちください。
（注意） ワクチンの供給スケジュールを踏まえ、接種体制の確保ができしだい、接種券の発送スケジュールをお知らせする予定です。
（注意） 主な接種券発送対象者は、「4回目接種が完了している人」と「3回目接種が完了しているが4回目接種券を送付していない人」などが想定されています。