本文
ゼロカーボンアクション30に取り組みましょう!
各地で異常気象が発生する中、気候変動という地球規模の課題解決に向けて令和2年10月、国は「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を目指すことを宣言しました。これを受けて、国・地方脱炭素実現会議において地域脱炭素ロードマップが取りまとめられました。
地域脱炭素ロードマップでは、衣食住・移動・買い物などの日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリットを「ゼロカーボンアクション」として整理しています。
「ゼロカーボンアクション30」アクションリスト
ゼロカーボンアクション30には、次の8つに分類された30項目の具体的な行動があります。脱炭素社会の実現のためには、一人ひとりのライフスタイルを変えていくことが重要です。カーボンニュートラルの実現に向けて、できることから取り組んでみましょう。
1.エネルギー
(1)再エネ電気への切り替え
(2)クールビズ・ウォームビズ:気候に合わせた服装と適切な室温設定
(3)節電:こまめな消灯
(4)節水
(5)省エネ家電の導入:省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫・LED照明等の利用、買換え
(6)宅配サービスをできるだけ一回で受け取る:宅配ボックスや日時指定の活用等
(7)消費エネルギーの見える化:スマートメーターの導入
2.住まい
(8)太陽光パネルの設置
(9)ZEH(ゼッチ):住宅の高断熱化、高効率設備により消費エネルギーを減らし、太陽光パネルでエネルギーを作ることで年間の消費エネルギーがゼロになる住宅。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略。
(10)省エネリフォーム : 窓や壁などの断熱リフォームの実施
(11)蓄電池(車載の蓄電池含む)・蓄エネ給湯器の導入・設置
(12)暮らしに木を取り入れる
(13)分譲も賃貸も省エネ物件を選択:省エネ性能の高さで住まいを選択
(14)働き方の工夫:職住近接、テレワーク、オンライン会議、休日の分散、二地域居住・ワーケーション
3.移動
(15)スマートムーブ
- 徒歩、自転車、公共交通機関で移動
- エコドライブ(急発進/急停車をしない等)の実施
- カーシェアリングの活用
(16)ゼロカーボン・ドライブ:再エネ・ゼロカーボン燃料と電気自動車などを活用した走行時の二酸化炭素排出量がゼロのドライブ
4.食
(17)食事で食べ残しをしない:適量サイズの注文ができるお店やメニューを選ぶ
(18)食材の買い物や保存などによる食品ロス削減の工夫
- 食べ切れる量を買う
- 工夫して保存し、食べられるものを捨てない
- 余剰食品はフードドライブの活用等によりフードバンク等に寄附する
(19)旬の食材、地元の食材でつくった菜食を取り入れた健康的な食生活
(20)自宅でコンポスト:生ごみをコンポストや処理機を使って堆肥化
5.ファッション
(21)持っている服を長い期間大切に着る:適切なケアをする、洗濯表示を確認して扱う
(22)長く着られる服をじっくり選ぶ:先のことを考えて買う
(23)環境に配慮した服を選ぶ:作られ方を確認して買う、リサイクル・リユース素材を使った服を選ぶ
6.ごみ
(24)使い捨てプラスチックの使用をなるべく減らし、マイバッグ、マイボトルなどを使用
(25)修理や修繕をする:長く大切に使う
(26)フリマ・シェアリング:フリマやシェアリング、サブスクリプション等のサービスを活用する
(27)ごみの分別処理:「分ければ資源」を実践する適正な分別、使用済製品・容器包装の回収協力
7.買い物
(28)脱炭素型の製品・サービス(環境配慮のマークが付いた商品、カーボンオフセット・カーボンフットプリント表示商品)の選択
(29)個人のESG投資:環境・社会・企業統治の3つの観点から企業を分析、評価した上で投資を選別し、脱炭素経営に取り組む企業等を応援
8.環境活動
(30)植林やごみ拾いなどの活動:団体・個人による地球温暖化対策行動や地域の環境活動への参加・協力
詳しくは、環境省「ゼロカーボンアクション30(COOL CHOICE)」<外部リンク>をご覧ください。