「約230年にわたって町を支えてきた塩づくりの歴史を後世に伝えたい」。
そんな町民の願いが昭和63年11月、宇多津町産業資料館と復元塩田になって結実しました。
町制施行90周年記念事業の一環として宇多津町が臨海公園の一角に整備しました。先人達の汗と知恵の歴史が眠る塩田の上に築かれた新宇多津都市ならではの、文化のシンボルであり、開館以来、ユニークな観光スポットとしても人気を集めています。
うたづ海ホタル(宇多津町産業資料館)
平成21年のリニューアル工事により、レストランとウッドデッキの増築と従来の展示内容を映像にまとめ大型モニターで紹介しています。
特に宇多津町の塩づくりの特色は、映像と復元塩田の作業体験で立体的に理解していただけます。
また、館内には多目的催事コーナーやFMサテライトスタジオがあり多くのイベントを実施しています。
うたづ海ホタルのページ
【所在地】宇多津町浜一番丁4番地
【TEL】(0877)49-0860
復元塩田
町民や観光客に「昔の塩づくりを体験してもらおう」と産業資料館西側に塩田を、復元しました。写真の製塩方法は、江戸時代初期に開発されて昭和30年頃まで主流だった入浜式。塩田の広さは900平方メートル、中央付近に塩分がついた砂をろ過する「沼井」を4台、隣接する萱葺き屋根の建物はかん水をためておく「かん水壷」と、平釜でかん水を煮詰めて塩の結晶をつくる「釜屋」があります。ポンプで海水を引き入れる以外はすべて昔のままに復元しており、実際に塩づくりができるようになっています。最近では、学習の場として遠足や修学旅行の途中で立ち寄る小学生らの団体も増え、広く全国の人たちに宇多津塩田の汗と知恵の歴史を肌で感じてもらっています。
ここで作られる塩は粒が粗く、色もやや黄色っぽいのですが、カルシウムやカリウムをたっぷり含む風味満点の自然塩。開館以来、観光客から「ぜひ売ってほしい」との要望が後を絶たなかったため、平成10年から200g、500円で販売しています。また、平成19年5月から塩キャラメルを売り出し大人気となっています。
ここで作られる塩は粒が粗く、色もやや黄色っぽいのですが、カルシウムやカリウムをたっぷり含む風味満点の自然塩。開館以来、観光客から「ぜひ売ってほしい」との要望が後を絶たなかったため、平成10年から200g、500円で販売しています。また、平成19年5月から塩キャラメルを売り出し大人気となっています。